【Tips】LINEスタンプ制作まとめ
今時LINEスタンプの制作解説ブログ記事なんて腐るほどあるが、自分で何個か作ってるうちに手間取るポイントとかが絞られてきたので個人的に重要そうな点をまとめ。よって詳細は公式ガイドラインの確認を推奨。
【主な提出物】
画像
提出フォーマットは全てpngで背景の透過処理必須。1枚1MBを超えるものはアウト。解像度は72dpi以上*1、カラーモードはRGB推奨。
- メイン画像(W240×H240*2 )×1
販売ページなどに表示されるサムネみたいなやつです。スタンプ画像のものをサイズ調整して使っているクリエイターが多い模様。 - トークルームタブ画像(W96×H74)×1
LINEの入力メニューで、持ってるスタンプの中からこのスタンプシリーズを呼び出す時に表示されるボタンの画像。描くまでもないくらいめちゃくちゃ小さいので、自分はスタンプ画像の一部を切り取って使いました。 - スタンプ画像(各最大W370×H320)×8/16/24/32/40
メインコンテンツですね。8の倍数個で8から40個の間で好きなセット数で販売できるようです。なおスタンプの値段は個数と関係なく設定できます。またスタンプ画像はサイズ指定が縦横それぞれ最大値のみなので、それ以下なら偶数値で自由に指定できます(あまり小さすぎると審査で弾かれる気がするが)。制作上の注意としては、画像のサイズと実際にイラストが描いてある部分に10pixel程度の余白を入れるようにと指示があるので、イラストをキャンバスいっぱいに配置するのではなく周囲に間を空けなければならないということです(ただし後述しますが10pixel厳密に計らなくても概ね問題なさそうです)。
その他
- タイトル&解説文
何言語でもつけられますが、最低少なくとも1つの言語で記述しないと駄目です。自分は英語と日本語で用意しましたが内容は大したこと書いてなくても大丈夫です - クリエイター名&コピーライト
LINEスタンプが実際に販売開始されるとクリエイター名でマーケットページも作成され、そのクリエイター名の製作者が制作したものがそのページに全てリンクされることになります。またコピーライトは著作権の所在を現すものなので、基本的には製作者の名前が記載されることになると思います。共同制作者がいる場合は一応確認を取りましょう。
参考に私のマーケットページを掲載しておきます。”shinpuuu”がクリエイター名で、各スタンプ販売ページの一番下にある”©shinpuuu”がコピーライト欄に入力したものになります。…見るついでにスタンプ買ってくれてもいいんだぞ?
【クリエイター登録上の注意】
当たり前ですがLINEアカウントの所持は必須です。その上でこちらのLINE Creators Marketにも登録します。その際”アカウント設定”で個人情報の入力を求められますが、”アカウント設定”ページ内で入力した情報については外部に表示されることは一切ありません。この設定をしないと販売ができませんので注意。
【画像アップロード時によく出したエラー】
・アイコン画像およびメイン画像はサイズが”~以内”指定でなくジャストサイズ指定なので注意。
・スタンプ画像は自動縮小の関係上サイズが全て偶数pixelでなければならない。
【審査リジェクト(審査落ち)について】
・審査にかかる時間はまちまちなうえリジェクトされるとその度に審査期間が延びるので、何度もリジェクトされているとリリースまでに結構な時間がかかることに。またリジェクト時にはメッセージセンターにリジェクトの原因が記載されるため、基本的にはその原因を解決して再審に出すという流れになりますが、一度のリジェクトで全てのスタンプの全ての問題点が指摘されるわけではないという点にも注意が必要です(正直これはかなりダルい)。
・内容の審査に関しては色々と言われてはいるが正直よくわからない。出してみるしかなさそう。以下に自分のパターンを列挙するので参考にどうぞ
- 裸はちょっとでもダメと言われていたが、ヘドバンしてる半裸のエリックのイラストは通った(髪で体がほとんど隠れてるから?)。しかし同じく半裸で背中が見えてるエリックの小さめのイラストは落ちた
- むしろ暴力・反社会表現がかなり厳しい印象。ヨグハンがエリックに引きずられてるイラストは落ちたし、中指立ててるのもダメ。👎(親指下げ)は大丈夫
・一度だけ、画像背景部分にゴミ(消し忘れ)があってリジェクトされた。前述の内容自体が問題なパターンと違いこれは事前にどうにかできるミスだった
・画像の余白に関しては既に書きましたが、毎回目分量で適当にとってるだけでも大丈夫なので基準緩そうです
・販売エリアについて、2人はヘビメタの第一弾の審査の際に「”文化的な理由により”インドネシアでの販売ができないと判断されました」と公式より通達されたため、以来審査申請の時点でインドネシアは販売エリアから外している。詳細は不明だがこういうこともあるようだ
【反省】
今考えると画像サイズが小さかったので、いざとなると想像以上にプロダクト転用しづらかった。これは致命的…。大きく描き直すなどしないときついがかなり労力の無駄っぽいので、今度からはシンプルなアートワークでも可能な限り大きく描くようにしよう…。